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「日本史探訪 18 ~海を渡った日本人~ 」

 「日本史探訪 18 ~海を渡った日本人~ 」を読了しました。

 
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 ほんとに、一日中、読んでいます。
 鍼灸院で、電気をあててもらっているとき、アイシングしてもらっているときも、片手でページをめくりながら、読んでます(笑)。
 なぜ、そこまでして読むのか・・・?9月中に読み切りたいから・・・だけど、たしかに面白いから!!です。

 今回の内容は、

 高山右近(2)

 支倉常長(2)

 山田長政

 朱印船

 じゃがたらお春

 伊能忠敬

 大黒屋光太夫

 間宮林蔵

 松浦武四郎

 蝦夷地開拓史

 アメリカ彦蔵

 ジョン万次郎

 海を渡った日本人   以上でした。


 今回、とりわけ、伊能忠敬が感動ものでした。
 彼は、もちろん、精密な日本地図で有名ですが、隠居をした56歳から72歳までの17年間を費やして、あの地図を作り上げたそうです。
 
 まさに、Never too late


「隠居した翌年、忠敬は江戸へ出て、深川黒江町に仮住居を定めた。そして、自分よりも19歳も若い幕府天文方、高橋作左衛門至時の門弟となった。すでに、佐原にいたころから、和算や暦学の心得もあった忠敬が、余生の生きがいを日本全国の実測に向けたのは、やはり以前からの夢を実現したいとの希望からはっしたのかもしれない。・・・」

 自分よりも19歳も若い人の門弟になれる心の柔軟さ(!!)に感心します。


 「ただ言えますことは、忠敬という人間は、頭がきれる天才的な人間ではなかったことです。そのかわり、非常に根気の強い人間でありました。それで、頭はそれほどよくなくても、根気強くがんばってやれば、あれだけの仕事が最後にはできる、と、ああこいうこうことが、むしろ、私みたいに年を取った人間に対するたいへんな教訓になります。」

 ほんとに、伊能忠敬さん、ありがとう!!
 とっても励まされました。atsu2coも、がんばります・・・・。

 「文政元年(1818)、持病のぜんそくの悪化により、忠敬は74年の生涯を江戸で閉じる。遺体は、遺言により彼の後半生を導いた高橋至時の隣に葬られた。それから3年後、忠敬の測量による『大日本沿海実測全図』は、友人や弟子たちの手によって完成し、幕府に提出された。しかし、幕府はこの地図を公開しようとはせず、いたずらに秘蔵するだけであった。そのため、忠敬自身も一万両以上の私費を投じて作り上げたこの地図の精密さが認められるには、さらに40年後を待たなければならなかった。上海を基地とする四隻のイギリス測量船隊が神奈川にやってきたのは、文久元年(1861)であった。彼らは、日本の沿岸測量の許可を幕府に求めた。国内は尊王攘夷に沸き立っていた時期である。幕府はやむなくその要求に応じ、万一の事件を避けるために日本の役人を各船に乗り込ませ、案内用として『伊能小図』を持たせた。測量船隊長、キャプテン・ワードは、その地図を見て驚いた。すでに自分たちも局部的に測量していたものと一致するので、その精密さを認め、『伊能図』の写しを手に入れただけで沿岸測量は中止し、測深だけで帰ってしまった。」
 「われわれがやったってこれ以上のものはできない、どうしてこんな地図が日本にできていたのか。非常に正確である上に、芸術的だっていう言葉まで使っているんですね。芸術品としても実にりっぱなものだ、というわけです。これはイギリスの記録に公然と残っているんです。それほど彼らには、『伊能図』の優秀性がわかったわけなんですね。しかし実をいうと、『伊能図』では日本の北部や南部では、経度が少し狂っているのです。これは当時の日本の科学技術の水準から、やむをえなかったのです。ところがこの『伊能図』をもととして1863年にイギリス海軍が発行した『日本沿海図』では、この経度の狂いはちゃんと直してあります。しかもこの狂いの弱点については、一言も及んでいません。何か当時のイギリス人の大国民的態度には、心を打たれるものがあります。」
 

 引用が長くなりました。プロフェッショナルがプロフェッショナルを敬意をもって遇するその態度にも感動でした。


 ほかにも、松浦武四郎も間宮林蔵も、アメリカ彦蔵も、ジョン万次郎もみんな感動的でした。やっぱり、日本人ってすごいです!!それを、再認識するために、この本を読み続けているのかもしれません。



 ということで、本日のおまけ画像。
 というか、本日の久遠。

 
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 真夏以外の久遠の定位置は、ソファの上です。
 まぁ、妥当な場所です。
 もう一か所、好きなところがあります。
 リビングダイニングのダイニングテーブルと椅子との間の狭い隙間。なんでそんな狭いところに?!と思いますが、好きみたいです。
 
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by atsu2co | 2014-09-22 22:15 | 通訳案内士試験
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