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志賀直哉旧居と「暗夜行路」

先日、午後の勤務の前に、夫と高畑界隈を歩いてきました。
その目的のひとつが、志賀直哉旧居でした。

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そもそも、高畑とは・・・。
「高畑は、春日大社の神職が住む町として古くからひらけ、柳生街道の始終点であったことから賑わい発展してきました。また、大正から昭和にかけては多くの文人墨客に愛され、文化の町としても知られるようになりました。
 高畑界隈には、国宝十二神将像で知られる古刹・新薬師寺や、奈良三名椿のひとつ五色椿や萩で有名な花の寺・百毫寺が立ち、また白樺派の文豪・志賀直哉が9年間住んだ旧居が保存公開されています。そして、奈良を愛してその風景を撮り続けた写真家・入江泰吉の美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館も高畑の歴史的町並みに溶け込むように建っています。」(「高畑界隈散策地図)より」

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ずっと、夫に行こうと誘われていながら、行かなかったのに、観光案内業務をし始めて、無性に志賀直哉旧居に行きたくなりました。もともと、建物好きなんです、私。
志賀直哉旧居は、「昭和初期に志賀直哉自身で設計したものです。
数寄屋風の造りですが、洋風の様式も取り入れた当時としては非常に進歩的で合理的、美的な工夫を随所に凝しているのが特徴です。」

素敵な佇まいをお楽しみください・・。

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旧居から望む春日山


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書斎 ここで「暗夜行路」最終章が書かれました。

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書斎 2階洋室

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食堂 なんてモダンな!!奥に見えるのが、有名なサンルーム。

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外観


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写真には写っていませんが、手前に直哉手作りの小さなプールがあります。









「志賀直哉といえば、『暗夜行路』」と言われる、彼唯一の長編「暗夜行路」をこの地で完成させています。
 志賀直哉旧居を語るのに、「暗夜行路」が未読では、恰好がつきません・・・。あわてて(!!)、図書館で借りて読みました。




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主人公、時任謙作の、まさに人生の、「暗夜行路」を描く。まぁ、高等遊民的放蕩、苦悩・・・と言えばそれまでですが。

奈良には、この志賀直哉旧居をはじめ、入江泰吉旧居、奈良女子大学記念館、奈良少年刑務所等、近代建築として興味深い建物がたくさんあります。こういう視点で、奈良を観光されるのも一興かと思います。




 ということで、本日のおまけ画像。



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夕暮れ時の、我が近鉄奈良駅を西側から。
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by atsu2co | 2015-08-13 17:44 | 奈良観光 | Comments(2)
Commented by むらさき at 2015-08-13 19:55 x
あっちゃん、こんばんは。やっぱり奈良はいいですね。写真からでも
空気のきれいさ、におい、なんか伝わってきます。
前回のコメントに返信ありがとうございました。なんといいますか、PBでも
日本語の文章みたいにぐいぐい引き込まれるように読みたいと思っても、なかなかそこまでいかず、まだまだだーと思いながら読んでますが、今読んでる
Anne of the Island は、日本語で30年以上前に一度読んでいるにもかかわらず、引っ掛かり引っ掛かりなので歯痒く思ってしまいました。実はボキャビル大好きでして、1100wordsとパス単必死に取り組んでいます。多分、結果を急いで求め過ぎだと思います。もう少し地道にボキャビル、PB取り組んでいきます。ありがとうございます。
Commented by atsu2co at 2015-08-28 17:59
むらさきさん、こんばんは。
超(!!)遅レス、ごめんなさい・・・。
ほんとに、8月お盆明けからは、めちゃ忙しかったんです。
そんな中でも、私も、PB読んでます。
お互い、がんばりましょう!!

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