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「選択の科学」 by シーナ・アイエンガー

 シーナ・アイエンガー著の「選択の科学」を読了しました。

 
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 「コロンビア大学ビジネススクール特別講義」とサブタイトルがついていて、ハードカバーで、360ページという大部の書で、字がぎっしり(!!)で・・・、難しいのかなと心配(!!)しましたが、あっという間に読了しました。

 著者のシーナ・アイエンガーさんとは、「1969年、カナダのトロントで生まれる。両親は、インドのデリーからの移民で、シーク教徒。1972年にアメリカに移住。3歳の時、眼の疾患を診断され、高校にあがるころには全盲になる。家庭では、シーク教徒の厳格なコミュニティが反映され、両親が、着るものから結婚相手まで、すべて宗教や慣習できめてきたのをみてきた。そうした中、アメリカの公立学校で「選択」こそアメリカの力であることを繰り返し教えられることになり、大学に進学してのち、研究テーマにすることを思い立つ。」というすごい(!!)経歴の持ち主です。

 この一見、難しげな「選択の科学」を一躍有名にしたのが、「ジャムの実験」と呼ばれるもので、「豊富な選択肢は必ずしも利益にならない」ということです。

 あらゆる商売において、選択肢を増やすことが、お客様のニーズにこたえ、それがひいては売り上げ増に結び付くと考えられてきました。
 とりわけ、ソ連時代のソ連では、商品に選択の余地がなく、それに比べて、自由主義国では多彩な選択肢を謳歌できる・・と喧伝されてきました。それが、自由主義のいいところだと。
 まぁ、たしかに・・・。

 ところが、実際のスーパーでの実験では、「品揃えが豊富すぎると逆に売り上げが下がる」という結果が出たのです。
 この結果を応用する会社が実際、売り上げを伸ばしているというのは、とても面白かったです。

 この本は、あらゆる場面での「選択」が研究テーマです。

 例の子ブッシュと、ゴアの大統領選での票差ですが、僅差で子ブッシュが勝ちましたが、この選挙の票の集計には、いろんな問題点が指摘されていました。これも選択という視点から検証されます。
 アメリカの投票用紙は、各州によってどういう順番で候補者を並べるかは違うそうで、やはり最初に書かれた候補者は有利になります。もし、この時の順番が違っていたら、ひょっとしたら、今の世界は今の世界ではなかったかもしれない・・という指摘は、空恐ろしいものを感じました。

 とても知的好奇心を刺激する面白い本でした。


 そして。この本を借りに図書館に行った際に、同じ列に並んでいた「イギリス式生活術」を、タイトルにひかれて借りました。
 それが、これ、「イギリス式生活術 」。


 
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 内容は、タイトルほど、ひかれなかったけれど、各章のイラストは、作者と同じ苗字の女性なので、奥様なのでしょうか?イラストは、とてもすてきでした。

 いずれにしても(!?)、久しぶりの岩波新書。岩波新書も読みやすくなったものです。



 ということで、本日のおまけ画像。

 
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 大神神社の夏越しの茅の輪。
 

『夏越の祓では多くの神社で『茅の輪潜り(ちのわくぐり)』が行われる。参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直系数 m ほどの輪を建て、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものである。」(ウィキペディアより)


 

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 私たちも、八の字に回って、今年の夏も無事に越せるように祈ってきました。
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by atsu2co | 2015-07-01 20:35 | | Comments(1)
Commented at 2015-07-02 17:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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