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沢木耕太郎「流星ひとつ」

 沢木耕太郎「流星ひとつ」を読みました。


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 へっ?!なんで?!    ・・・・とお思いやもしれません。
 まっ、当然ですよね。
 理由は、後で書くとして、とにかく「流星ひとつ」を読み終わりました。

 
 ご存じ(かどうかは、わかりませんが)、この本は、沢木耕太郎による「流星のように消え去った藤圭子の『真実』を描く奇跡のノンフィクション。 」です。
 1979年、歌手引退を表明した直後の、沢木耕太郎による、藤圭子へのインタヴューです。その直後の出版予定は、その後33年間封印されていましたが、昨年の、藤圭子の自殺の後、出版されました。


 演歌は好きではありません。というか、嫌いです。演歌を人前で聴く、歌うのは、わたし的には、絶対的に(!!)恥ずかしいことだと思っています。
 ハードロックが好きでした。ロックンロールが好きでした。レゲエが好きでした。パンクが好きでした。長じて後、ジャズが好きでした(今は、ほとんど、音楽を聴かない生活を送っていますが・・・)。 
 だから、藤圭子に対して、「なんか幸薄げな人」「暗いひと」ぐらいのイメージしか持っていませんでした。だから、宇多田ヒカルが、藤圭子の娘と知った時も、「へっ?」って感じでした。

 で、この本は、藤圭子28歳の時の、彼女の思いが全編、沢木耕太郎との会話文だけで構成されています。
藤圭子が語ることは、特に鮮烈でも、ピュアでもなく、「まっ、そうだろうな」ぐらいにしか、私には届きませんでした。
 でも藤圭子の相手というか、インタヴュアーの沢木耕太郎の、鮮烈さというか、ピュアさみたいなものは、ピリピリ感じました。

 「・・・しかし、僕の理想は、あまり金がないけど、稼ごうと思えばいくらかは稼げるし、急に必要な時は、友人に借りられる、という状態なんだ。そのためには、金のかからない、つましい生活をいつでもしてなければならないんだけどね。その状態っていうのは、金なんかなければないほどいいんだ。五体満足で健康でありさえすれば、ね。貸し借りといったって、ほんと、一、二万でいいような・・・そんな規模の生活をしていれば、それはそんなにむずかしいことじゃないと思うんだ。」


 これが、この本で、一番心に響いたところです。



 で、なんで、この私(!?)が、藤圭子の本なのか・・・・??

 それはですねぇ・・・、
 「紙魚の抜殻」なんです。って、ますます意味わかんねぇ・・・ですよね。


 私が行っている茅ヶ崎難波校では、次月のお知らせというのが、前月末に配られます。スケジュールの変更であったり、オプションクラスの募集であったりが、書いてあります。
 その文末に「○月の読書課題(紙魚の抜殻)」というのがあります。
 昨年度までは、「紙魚の会」という読書会だったようですが、参加経験はありません。
 でも、そこに選択される本が、いつも「けっこう面白そう」と思うんですが、結局、自分で選んだ本じゃないので、ついつい読まずにすぎて行ってしまっていました。
 で、今年の1月に、今年は、「とにかく、提示された本を読んでみよう」と心秘かに、決意(!!)したわけなんです。ハハハ。


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 で、1月は「ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言」でした。
 2月が、「流星ひとつ」。この本は、はなから、買う気はなかったのですが、我が市の図書館は購入してなくて、裕福な(!!)隣市の図書館は購入済みでしたが、貸し出し中、予約中で今まで借りることができませんでした(ちなみに、その市は、その市の市民じゃないと、予約、リクエストができないんです。で、ネットの資料検索で、貸し出し状況をチェックしていたら、やっと貸出可になったので、あわてて借りてきました。)。


まぁ、たまには、自分の選択じゃない、人のお勧めの本を読んでみるのも、一興ですよ。
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by atsu2co | 2014-03-30 14:13 | | Comments(2)
Commented by florentia55 at 2014-03-30 21:27
フローレンスからボンジョルノ 内容もっと知りたいわぁ。あの頃の沢木さん良かったですよね。大好きでした。それが藤圭子さん?で驚き、それから娘さんと元御主人の言葉からビックリしておりました。チャンスがあったら必ず読んでみたい一冊だったので思わずコメントです。ps演歌大好きです。
Commented by atsu2co at 2014-04-05 21:53
florentia55さん、コメントありがとうございます。
遅レス、ごめんなさい・・・。
そうですか・・・?演歌お好きなんですね?
それなら、この本、いいかも・・・です。
内容・・・といっても、藤圭子の自分語り・・ですね。
♪よくあるはなしじゃないか~♪・・・みたいな。

演歌好きのflorenntia55さんが、読まれた感想ぜひ、お聞かせください。
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